安い家
安い家づくりの前提条件
必要なものは何か、除外できるものはどれか、家づくり
の構想を明白にすることです。
外構は趣味を兼ねて業者に頼まずに自分でやれる場合も
あります。
簡素化した間取り、外観は凹凸を付けない長方立法形、
建材は安価な規格品を使う、工法は融通の利く木造在来
工法にする、などの工夫するといいです。
建築設計事務所を窓口にする
「設計事務所に頼むと設計手数料とか監理費用をとられる
から損をする」と考えるかも知れませんが、一概にそう
とも言えません。
工務店やハウスメーカーを窓口にした場合でも、設計料や
管理費用は見積もりに含まれているか、他の部分に経費と
して計算されている筈です。
また、監理は設計事務所の方が第三者的な感覚でやってく
れます。工務店やハウスメーカーでは内部の都合で監理さ
れる場合も有ります。
良心的な設計事務所を見つけて、家を建てる予算を言って
相談するのも一つの手段です。
しかも、設計は建築の重要な基本的なものですから、この
業務での費用削減は、手抜きとかの致命的なコストダウン
にならないから安心です。
優遇税制を活用する
各種の税制優遇措置が受けられます。住宅ローン減税で、
所得税や住民税から控除されます。長期優良住宅では
大きな減税措置と補助金が得られます。この優遇措置を
受けるには延べ床面積が50㎡以上などの条件があります。
一般に住宅控除と言われていますが、住宅ローン残高の
一定割合を所得税額から控除する制度があります。
一例ですが、平成26年4月~29年12月まで、年間
控除額40万円、最大控除額400万円
(消費税8%または10%の場合の金額)
住宅ローン控除額=住宅ローン年末残高×控除率(1%)
年末の住宅ローン残高の1%の額を、納めるべき所得税から
直接控除されます。(税額控除)
坪単価は目安
坪単価が安ければ安価な住宅と一概に言えません。最低限
必要な付帯設備に掛かる費用は、延べ床面積の大小に関わ
らず必要なものです。
例えば、キッチン、トイレ、バスルーム、玄関などは必需
設備です。 その部分の全体の延べ床面積に占める割合は
ある意味一定ですから、延べ床面積が小さければ小さい程
費用の占める割合は大きくなります。
逆に、延べ床面積が大きい程費用の掛かる割合は小さくな
ります。従って、坪単価は同一延べ床面積で比較判断する
ものです。
また、延べ床面積が大きいのに坪単価が意外に高いときが
あります。それは、余分な設備(あまり必要としていない)
が盛り込まれている可能性があります。
シンプルに無駄を省かないと、安価な家はつくれないと思います。
そのほか、坪単価に外工事費が含まれていることがあります
から確認を要します。
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